クリリンと18号の出会いは、ドラゴンボールのセル編で描かれています。
セル編の終了後から魔人ブウ編が開始されるまでの期間に、二人は結婚し、マーロンという子供をもうけて家庭を築きました。
クリリンはこの結果、一躍幸運な人物となりました。
ドラゴンボールの物語の中で、18号とクリリンがどのようにして夫婦になったのか、その馴れ初めや結婚式の詳細は明確にされていません。
原作のマンガでは、18号がクリリンに対してどのように感じているのか詳しく描かれていないものの、アニメではその間のエピソードが追加され、18号の愛らしい素直な気持ちが描かれています。
クリリンと18号の関係の発展
クリリンと18号の関係は、最初は敵としての出会いから始まりました。
当初、人造人間17号と18号はドクターゲロによって起動され、ベジータや他のZ戦士たちとの戦いに巻き込まれます。
その中で、18号は圧倒的な力を見せつけ、スーパーサイヤ人のベジータでさえも勝つことができませんでした。
戦いの最中、18号は倒れたZ戦士たちに致命的なダメージを与えることは避け、クリリンに対してはキスをして去っていきました。
この出来事が、クリリンの心に深く影響を与え、彼は18号を停止させるためのコントローラーを破壊してしまいます。
その後、セルによって一時は吸収されてしまう18号ですが、セルが孫悟飯によって破壊される過程で吐き出され、無事救出されます。この一連の出来事が、18号へのクリリンの思いやりを深めることにつながりました。
平和が訪れた後、クリリンはシェンロンに願いをかけて18号の体内から爆弾を取り除いてもらいます。
これが18号に対する彼の愛情の証であり、18号もクリリンの行動に心を動かされたようです。
そして物語は時を経て、7年後に移ります。
高校生となった孫悟飯がカメハウスを訪れると、そこには既にクリリンと18号が結婚し、子供のマーロンを持つ家族として暮らしていました。
これまでの彼らの恋愛の様子は描かれていませんが、彼らがどのようにして夫婦となり、家庭を築いたかは視聴者の想像に委ねられています。
ドラゴンボールシリーズの中では、クリリンと18号の関係は戦闘や競争を超えた愛情の物語として特別な存在感を放っています。
クリリンへの18号の真実の感情
18号がクリリンに対する思いは、ドラゴンボールのシリーズを通じてあまり明らかにされていません。
ドラゴンボールの漫画では、18号がクリリンに対して心からの感情を露わにする場面は描かれていませんが、アニメの拡張エピソードではいくつかのヒントが示されています。
特に、ドラゴンボールGTの第44話では、17号との合体による究極の敵との戦い中、クリリンが危険な目に遭遇します。この際、18号は17号に立ち向かいますが、彼女の怒りは無視されてしまい、彼女自身も打ちのめされます。
その後、倒れたクリリンの元へ這って行き、「好きだったよ、クリリン」と言って気を失います。
この一連の出来事は、彼女のクリリンへの深い愛情を示唆しているシーンとされています。
さらに、2015年に公開された「ドラゴンボールZ 復活の"F"」では、18号がクリリンに対してまたしても心からの言葉を漏らす瞬間があります。
映画の中でクリリンがフリーザ軍と戦うために出発する際、18号は珍しく自分も参加したいと申し出ます。
これまで彼女は金銭的な理由から戦いを避けていましたが、夫としてのクリリンの勇敢さに心動かされたのかもしれません。
クリリンが出発すると、彼女は彼が聞こえないところで「かっこいい」とつぶやきます。
これらのエピソードは、通常控えめな18号がクリリンに対して抱いている感情の深さを伝えており、彼女が表面上は示さないかもしれないが、内心では夫を深く愛していることをうかがわせます。
クリリンと人造人間18号の出会いはいつ?
クリリンと18号は、人造人間セル編で初めて出会いました。その時、18号はZ戦士たちの敵として登場し、その圧倒的な力でさえベジータも敵わなかったのです。
初対面の際、18号はクリリンに一方的にキスをするという行動をとりますが、その状況ではクリリンも喜ぶどころではありませんでした。
それでも、この出来事が後に二人の関係に影響を与えることになります。
その後、ブルマが開発した18号を無力化させるための爆弾を使う装置をクリリンが持っていましたが、彼は18号に対して思いを寄せていたため、その装置を自ら破壊してしまいます。この行動が、セルによる18号の吸収とその後の完全体への変身を許してしまいます。
セルとの戦いが終わり、孫悟飯がセルを倒した後、18号は自由の身となりますが、体内の爆弾は残ったままでした。クリリンはシェンロンに願いをかけて、彼女の体内から爆弾を取り除くことに成功します。
この一連の出来事が、18号のクリリンに対する感情を変えるきっかけとなった可能性があります。彼女がクリリンを意識し始めたのは、彼が自分の命の危険を顧みずに行動したからかもしれません。
そして、ドラゴンボールの物語性が進むにつれて、二人は結婚し、マーロンという子供をもうけていました。
しかし、ドラゴンボールの本編では、彼らがどのようにして結婚に至ったのか、その詳細な恋愛経緯は描かれていません。
クリリンと18号の結婚に至る理由について
クリリンと18号が結婚した背景は、一見すると謎に包まれています。
クリリンがシェンロンに願って18号の体内の爆弾を取り除いたことが、彼女がクリリンに対して感謝する大きな理由でした。
しかし、それだけで二人が恋愛関係に発展し、結婚に至るとは一般的に考えにくいですね。
具体的な理由は不明
アニメやマンガの中で、二人の間に具体的な恋愛の描写がほとんどないため、ファンの間でもどのようにして18号がクリリンを愛するようになったのか、具体的な理由は不明です。
クリリンが初めから18号に好意を持っていたことは明らかですが、18号側の心情の変化については詳しく描かれていません。
したがって、彼らの関係は多くの推測に委ねられており、読者や視聴者がそれぞれの想像で補う部分が大きいです。彼らの結婚がどのようにして実現したのかは、ドラゴンボールシリーズの中でも特にミステリアスな部分の一つと言えるでしょう。
18号とクリリンの結婚についてのエピソードは存在するのか?
ドラゴンボールの中で、18号とクリリンの結婚式やその馴れ初めについての詳細は、原作にもアニメにも具体的に描かれていません。
アニメ版ドラゴンボールではセル編とブウ編の間にアニメオリジナルのエピソードがいくつか存在しますが、これらは主に戦闘に焦点を当てた内容であり、18号とクリリンの関係については触れられていません。
特に、孫悟空が参加する「あの世一武道会」のエピソードでは、他の主要キャラクターたちの私生活や恋愛関係は一切描かれず、孫悟空以外の地球にいるキャラクターたちの7年間の生活も明らかにされていません。
「ドラゴンボール超」が放送された際には、18号とクリリンに関する新たなエピソードが期待されましたが、この期待も特に満たされることはありませんでした。
孫悟飯とビーデルの結婚式は描かれるものの、18号とクリリンの関係についての追加情報は提供されず、彼らの子供であるマーロンが成長していること以外、新たな展開はありませんでした。
ファンにとっては、このカップルの背景にもっと光を当てるエピソードがあれば興味深いかもしれませんが、現時点ではそのようなエピソードは存在しないのが現状です。
ドラゴンボール作者・鳥山明の恋愛描写について
鳥山明先生が恋愛描写に苦手意識を持っていることは、彼のファンの間ではよく知られています。その影響か、彼の作品における恋愛シーンは極めて少なめです。
例えば、「ドラゴンボール」においても、クリリンと18号のように明確な恋愛が描かれることは少ないですね
。孫悟空とチチの結婚も、「結婚しようか」「うん」という短い交換で決まったもので、恋愛感情の深い描写はありませんでした。
また、ブルマとヤムチャの関係も非常にライトな感じで描かれ、ブルマとベジータの関係も息子トランクスが登場するまであまり深く触れられることはありませんでした。
彼らの結びつきは、事後報告のような形で示されることが多かったです。
孫悟飯とビーデルのカップルも恋愛感情は描かれていましたが、過剰なラブシーンはなく、控えめながらもお互いの想いは伝わるようなシーンに留まっています。
鳥山先生自身が、ジャンプという少年誌の枠内で、恋愛描写をどのように扱うか、常に控えめなアプローチを取っていると見ることができます。
また、このスタイルは彼の別の作品「ドクタースランプ」にも顕著に見られます。
このように、鳥山先生の作品においては、恋愛よりも他の要素が強調されがちです。
まとめ
- 鳥山明先生は恋愛要素の描写には不慣れです。
- そのため、18号とクリリンの結婚に至る経緯は、ドラゴンボールのどのエピソードにも具体的には描かれていません。
- アニメ版でも、この二人の関係の始まりを詳細に説明するエピソードは追加されておらず、その部分は依然として不明です。