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花山薫が死亡?失明・死亡説の真相を徹底解説!

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「グラップラー刃牙」の幼年期から登場する人気キャラクター、花山 薫は女性を連想させる名前ですが、この15歳の若さで花山組の二代目組長に昇格し、「日本一の喧嘩師」として知られるほどの戦闘派ヤクザ。身長は190cmを超え、相撲取りも顔負けの体重を持っています。その圧倒的な握力と力で、キャデラックをたった10秒で解体するほどの力を持つ彼は、15歳の時に刃牙との熾烈な戦いを展開し、彼を追い詰めたことがあります。ただ強いだけでなく、彼の戦いには独自の美学がある点も魅力の一つです。

しかし、「刃牙道」の途中で彼の死亡説が流れました。

この記事では、その死亡説の真相に迫りたいと思います。

 

 

グラップラー刃牙の世界

「グラップラー刃牙」とは、板垣恵介による人気格闘漫画シリーズです。物語の中心は、地下格闘技の最年少チャンピオン、範馬刃牙。彼は父親であり、地上最強の生物と謳われる範馬勇次郎を超えることを目指しています。

 

漫画の連載と展開

このシリーズは1991年から「週刊少年チャンピオン」で連載がスタートしました。1999年に一旦終了しますが、わずか一週間後に続編「バキ」が連載を開始。その後も「範馬刃牙」から「刃牙道」、「バキ道」とシリーズは次々と続いています。2023年現在で、メインシリーズだけでも150巻を超えるほど充実しており、外伝も多数存在します。

2021年には累計発行部数が8500万部を突破し、その人気は衰えることを知りません。ファンにはコミックシーモアでの読書が推奨されています。

 

花山薫とは?不変の哲学・美学

基本プロフィール

花山薫は身長約191cm、体重166kgの大柄な体格で、白いスーツを身にまとい、鋭い眼差しと傷跡のある顔、背中には男らしさを象徴する刺青を持つ独特の外見をしています。

普段は寡黙で感情表現を控えめにする一方で、本来の彼は思いやりがあり、面倒見の良い性格が人々を惹きつけます。

 

花山薫の魅力の源泉

花山の魅力は何と言っても、彼の曲げない信念にあります。侠客としての義理を重んじ、喧嘩では武器を使わないこと、非鍛錬を継続するなど、彼の生き様は清々しくもあり、純粋にかっこいいと感じさせるものです。彼がモデルにしたとされるのは、江戸時代に「大江戸の鬼」と呼ばれた安藤組の重鎮、「花形敬」です。昭和を代表するプロレスラー、力道山をも圧倒した伝説の喧嘩師でもありました。

 

花山薫の戦い方

花山薫の特徴的な戦い方は、一切の武器を使わない素手のみでの喧嘩です。彼は鍛えることを卑怯と考え、自然体の力で勝負することを美学としています。

戦闘スタイルと技

花山は戦いにおいて策略や不正な手段を一切使わず、自分の肉体だけで挑みます。特に防御動作を取ることなく、その場に生まれ持った強さと、異常なほどの「握力」及び「タフネス」に依存しています。

彼の握力は、トランプの束を指で引き裂いたり、500円硬貨をねじ曲げたりするほどです。この力を活かして放つパンチは、その強さで相手を圧倒します。

握撃

また、「握撃」と呼ばれる技で相手の腕や脚を掴み、ただ握るだけで破壊することができます。これらの能力により、どんなに強い打撃を受けても動じない強靭さを保っており、彼の信念や美学を貫く根源となっています。

 

『刃牙道』における宮本武蔵との決戦

漫画『刃牙道』では、再生した伝説の武士・宮本武蔵との戦いが描かれています。

宮本武蔵との対決の経緯

武蔵が国の危機となると警察組織が対策を試みるものの失敗に終わり、警視総監の内海は花山に国のため武蔵を討伐するよう依頼します。これを受けて花山は新宿歌舞伎町で武蔵と直接対峙し、激しい戦いを展開します。

 

戦いの様子

序盤は花山の圧倒的な力とタフネスで武蔵を驚かせますが、武蔵の真剣を持つ技術の前では次第に劣勢に立たされていきます。しかし花山は、彼らしい戦い方を崩さず、敵に仁義を切るなどの行動を見せます。花山は武蔵の攻撃を凌ぎながら、自分の得意技である握力を駆使した攻撃で反撃を試みます。最終的には武蔵の手刀に敗れはしたものの、最後まで戦う意志を見せた花山の姿が印象的です。

 

花山薫の運命:死闘後は死亡せず生還

激しい戦いの後、警視総監・内海が屋上での戦いを見守っていた場面から話は始まります。

内海が近づくと、座ったままの花山は自分の力不足を詫びますが、内海は逆に感謝の意を示し、彼の努力を称えます。

 

一命を取り留めた花山

武蔵が彼の頑丈な身体を斬りつけても致命傷には至らないと判断し、最終的に致命的な一撃を加えようとしますが、刃牙の介入により阻止されます。

花山はその後、周囲の警官によって迅速に救急搬送され、1000針を超える縫合と大量の輸血で一命を取り留めます。

 

続編バキ道で生存を確認

続編「バキ道」では、花山が日常生活に戻っている様子が描かれています。ただし、彼の左眼は白く変色しており、視力を損なっている可能性が示唆されています。しかし、その視力の損失が戦いに大きな影響を与えることはなさそうです。

 

まとめ考察

これまでの内容から、作者が伝えたいメッセージは、キャラクターの強さや精神的な強靭さを強調すると同時に、物語の中での人間関係や道義的な葛藤を深く掘り下げることにあるようです。特に花山薫というキャラクターを通じて、単なる肉体的な強さだけでなく、個々の信念や美学を持つことの重要性を描いています。

花山が武蔵との戦いで見せた不屈の姿勢や、戦い方に対する一貫性は、彼の内面の強さを象徴しており、それがどのような逆境でも彼を支える根源となっています。

 

また、シリーズが進むにつれて、キャラクターたちの間の関係性やそれぞれの背景が詳細に描かれており、読者に彼らの内面や動機を理解する機会を提供しています。これにより、登場人物たちが単なるアクションの対象ではなく、彼ら自身の物語を持つ深いキャラクターとして描かれています。

このアプローチは、物語にリアリティと多層性を加え、読者がキャラクターたちと感情的なつながりを持つことを促しています。

 

さらに、花山が死闘の末に生き残るという展開は、彼の不屈の精神だけでなく、彼を取り巻く他のキャラクターたち、特に内海警視総監のような彼を支える人々の存在の重要性も浮かび上がらせています。

このように、作者は登場人物の間の絆や相互の支援の重要性を強調し、個々の戦いがどのように共同体全体に影響を与えるかを探求しています。