スピードワゴン財団とは何をしている組織か
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの中でも、とくに存在感を放つ裏方組織が「スピードワゴン財団」です。 ジョナサン・ジョースターの時代から現代まで、100年以上にわたりジョースター家に寄り添い続ける特異な団体として描かれています。
財団の創設者は、ジョナサンの親友であり、のちに慈善家として名を馳せるロバート・E・O・スピードワゴン。 もとはロンドンのスラム街で“悪党の頭”のような立場でしたが、ジョナサンとの出会いを機に人生が大きく変わります。
ジョナサンが人間離れした敵と戦う姿を目の当たりにしたスピードワゴンは、 「正義を貫くジョースター家の力になりたい」という思いを胸に、 石油開発で得た巨額の財産を投じて財団を設立しました。
その活動内容は、医療研究・生物学・考古学など多岐にわたりますが、 一般の企業では扱わない「吸血鬼」「石仮面」「スタンド」に関する極秘研究を行う組織としての一面も持っています。 ジョースター家との深い関係は第1部から第6部まで続き、あらゆる局面で暗躍する欠かせない存在となっています。
スピードワゴン財団は“会社”なのか?
スピードワゴン財団という名前から普通の企業を連想しがちですが、実際は営利目的の会社とは性質が異なります。 その活動理念は、創設者スピードワゴンが掲げた「人類の役に立つ研究・支援」を実行すること。
医療や科学研究の支援を主軸とした非営利団体であり、利益を追求するというよりは、 「世界の発展」と「ジョースター家の使命を支えること」を優先する、非常に特異な機関です。
ただし、財団の職員たちの労働環境は決して楽ではありません。 研究員や医療スタッフは、ジョースター家とともに世界中を飛び回り、ときには吸血鬼やスタンド使いに遭遇する危険な現場に立ち会うこともあります。 普通の医療従事者ではあり得ないリスクが常に隣り合わせと言えるでしょう。
スピードワゴン財団の資産はどれほど莫大なのか
作中に正確な金額は明示されていませんが、財団の規模を考えると常識外れの資産を保持していることは確実です。 その理由は、創設者スピードワゴンが20世紀初頭のアメリカで「石油王」と呼ばれるレベルの成功を収めたことにあります。
同時代で実在した石油王ジョン・ロックフェラーの現在価値換算の資産は約29兆円とも言われています。 スピードワゴンも同等規模の成功を収めた人物とされているため、財団の総資産は数兆円規模と推測されます。
またスピードワゴン自身が財産のほぼ全額を財団に寄付しており、 さらに医療・科学・考古学などの幅広い分野で活動している規模を考えれば、 アメリカ国内でもトップクラスの巨大財団といって過言ではありません。
スピードワゴン財団の社長(ボス)は誰なのか
財団の初代トップはもちろんスピードワゴン本人ですが、彼は1952年に89歳で死去。 それ以降も財団は組織として存続し続けています。
しかし、『ジョジョ』本編では「スピードワゴンの後を継いだ人物」が明確に描かれていません。
これほど大規模な財団であれば組織の頂点に立つ人物がいるはずですが、 あえて作中で匿名化されているため、ファンの間では「影の存在」や「複数の理事が運営している」などさまざまな推測がされています。
実際には研究部門の責任者や医療チームのリーダーなど、複数の幹部が役割分担している可能性が高く、 特定の個人が“社長”として目立つ必要がない状態で運営されているのかもしれません。
スピードワゴン財団が“有能すぎる”と言われる理由
スピードワゴン財団は本編の随所で驚異的な働きを見せ、ジョースター家の勝利を陰から支え続けてきました。 その活躍の一部を振り返ってみましょう。
ジョジョ第2部:究極生命体カーズ討伐への貢献
第2部のクライマックスで登場した“究極生命体”カーズを宇宙へ追放する作戦には、財団の科学技術・人員が不可欠でした。
もし支援がなければカーズを地上から排除することは困難だったはずで、 人類の存続を守った功績は計り知れないと言えます。
第3部:DIO討伐における圧倒的なバックアップ
第3部では財団の医療チームが大活躍。 重傷を負った花京院、イギーを救護したのも財団の医師たちであり、 さらに心停止したジョセフを蘇生させたのも財団スタッフの技術があってこそ。
エンヤ婆の情報解析、スタンド能力に関する研究など、ジョースター一味が世界を旅する上で欠かせない存在として働いています。
第4部:情報戦での活躍
杜王町では、凶悪犯・音石明から情報を引き出すなど、スタンド能力を持たないながらも諜報力の高さが光りました。 財団のサポートがなければ、吉良吉影との戦いの進展も大きく変わっていた可能性があります。
こうして見ると、スピードワゴン財団の実力は「裏の主人公」と呼べるほどで、 ジョースター家が歴代の強敵に勝てたのは財団の存在があったからこそと言えるでしょう。