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【鬼滅の刃】柱が炭治郎たちを助けたシーンまとめ

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本記事では、鬼滅の刃において「柱」たちが後輩を守るために盾となった場面を、シーンごとに丁寧に紹介していきます。

 

 

「柱」の役割:煉獄杏寿郎の後輩を守る姿勢

「俺がここで死ぬことは気にするな。柱ならば、後輩の盾となるのは当然だ。柱ならば、誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない」

猗窩座との戦いのあと炭治郎に話した煉獄杏寿郎の言葉は、無限列車編での彼の決意を示しています。

 

煉獄杏寿郎の犠牲の精神

この言葉は、煉獄杏寿郎が炭治郎に語ったもので、彼の自己犠牲の精神と「柱」としての役割を明確に示しています。無限列車編での彼の行動は、この哲学を体現していると言えるでしょう。

 

物語で描かれる「柱」の保護行動

物語を通じて、煉獄杏寿郎の言葉に象徴される「柱」が後輩の保護者としてどのように行動するかが描かれています。今回は、後輩の盾となった具体的なシーンを順に紹介していきます。

 

「柱ならば後輩の盾となるのは当然」とは

「柱」には、後輩を守るために、自らが直接危険に立ち向かうこと、さらには後輩の成長を支えるという二つの重要な役割があります。

 

直接的な保護:命を懸けた守り

例えば、煉獄杏寿郎は無限列車編で自らの身を盾にし、後輩たちを守る姿を見せました。これは文字通り、自分の命をかけて後輩を守る行動です。

 

間接的な支援:後輩の成長を促す

また、「柱」は後輩たちが自ら戦えるよう、適切な状況でバックアップに徹することも重要です。戦闘において後輩に経験を積ませることは、彼らが成長し、自立する上で不可欠です。

この二つの方法により、「柱」は後輩たちを育て、守るという役目を果たしています。

 

 

「柱」としての守り手:煉獄杏寿郎の守護行動

柱たちがどのようにして後輩の盾となったのか、具体的な事例を紹介します。

炎柱・煉獄杏寿郎の守護行動

無限列車編における魘夢戦では、煉獄杏寿郎は後輩の炭治郎と伊之助に鬼の首を狙わせる重要な役割を与え、自らは乗客の保護に集中しました。彼はこの戦いで、直接的な保護だけでなく、後輩たちの成長機会を作ることにも注力していました。

この戦いで煉獄杏寿郎は、直接魘夢と対峙していないため、戦っている鬼が「下弦の壱」であることを知る由もありませんでした。しかし、彼は魘夢の持つ強力な血鬼術を見て、「十二鬼月であることは間違いない」と直感していました。

 

煉獄杏寿郎の最大の貢献

炭治郎が保護できるのは最多で2両だと明かしていましたが、煉獄さんはそれを上回る5両を守っています。彼の支援がなければ、多くの乗客が魘夢の犠牲になり、炭治郎と伊之助も首を斬る機会を得ることができなかったかもしれません。

 

炎柱・煉獄杏寿郎の「盾」としての最終行動

上弦の参・猗窩座との戦いでは、煉獄杏寿郎は文字通り後輩の「盾」となります。彼は猗窩座の危険性を瞬時に理解し、自分だけが対抗できると判断。彼がいなければ、後輩たちは確実に命を落としていたでしょう。彼のこの決断と行動は、後輩と乗客の命を守るためのものでした。

これらのシーンは、煉獄杏寿郎がどれだけ過酷な状況であっても、後輩の安全と成長を最優先に考え行動していたことを示しています。彼の勇気と犠牲は、彼がどれだけ優れた「柱」としての資質を持っていたかを物語っています。

 

音柱・宇髄天元の戦略的保護行動

宇髄天元がどのようにして後輩を守りながら戦ったのか、具体的な事例を紹介します。

 

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫との戦い

恥じるな。生きてる奴が勝ちなんだ。

機会を見誤るんじゃない。

 

宇髄天元は遊郭での戦闘前に後輩たちに退避するよう命じました。彼はその場に潜んでいる鬼が上弦の階級である可能性を感じ取り、後輩たちには適わないと判断しました。

宇髄は、後輩が経験を積むことの重要性を理解しているものの、圧倒的な力の差がある戦いでは、彼らの安全を優先しました。この決断は、煉獄杏寿郎の考え方と同様であり、彼らの成長を考えた行動であると言えます。

 

戦闘の展開と後輩の成長

実際の戦いでは、宇髄は妓夫太郎という強敵を引き受け、後輩たちには比較的戦いやすい堕姫との戦闘を任せました。これにより、後輩たちは戦闘経験を積みながらも、宇髄の盾としてのサポートを受けることができました。

結果的に、炭治郎と伊之助、そして善逸はそれぞれの敵を倒すことに成功し、宇髄の戦略が彼らを守りながらも成長させることに成功したことが明らかになります。

宇髄天元のこの戦略は、彼がどれだけ柱としての責任感と後輩たちへの配慮を持っているかを示しています。彼の行動は、後輩たちにとって大きな学びとなり、彼らの成長を促す重要な一歩となったのです。

 

恋柱・甘露寺蜜璃の対上弦の肆・半天狗戦

甘露寺蜜璃が上弦の肆・半天狗との戦闘に挑んだ時の様子を詳しく解説します。

 

戦闘への参加と初動

甘露寺蜜璃は、炭治郎、禰豆子、不死川玄弥よりも後から戦場に到着しました。彼女はすぐに戦闘に参加し、仲間を守るために自身の技を繰り出しますが、攻撃の対象が本体ではないことを知らされ、一時的に動揺しました。

 

意識を失い、仲間に守られる

戦いの最中、甘露寺は鬼の攻撃を直接受け、肉体的には耐えましたが、一時的に意識を失いました。この間、後輩たちが彼女を守るために前に出て「盾」となりました。

 

意識回復後の戦い方の変更

任せといて。みんな私が守るからね

意識を取り戻した甘露寺は、自身の初めての失態を受け入れ、再び戦闘に参加することを決意します。彼女は分身と対峙しながら、後輩たちに本体を討たせるための支援を行いました。

甘露寺は分身の鬼を足止めし、炭治郎と禰豆子に本体の討伐を任せることで、彼らが鬼の頸を目指す機会を作り出しました。彼女のこの決断が、戦闘の流れを変えることになったのです。

 

蟲柱・胡蝶しのぶの「上弦の弐・童磨戦」戦略

胡蝶しのぶが上弦の弐・童磨との戦闘において取った戦略について解説します。

 

復讐のための究極の戦略

しのぶは、姉・胡蝶カナエの死の仇を討つため、自身の体内に毒を仕込むという極限の戦術を採用しました。この計画では、自らが鬼に飲み込まれることで、内部から毒を鬼に注入することを狙っていました。

 

栗花落カナヲの役割と制止

必ず私が鬼を弱らせるから

カナヲが首を斬ってとどめを刺してね

この計画を聞いたカナヲも同様の方法で戦いたいと志願しますが、しのぶはそれを許しませんでした。準備には長い時間が必要であり、カナヲにはその時間がない上、リスクも伴うためです。

 

戦いの準備と後継の設定

しのぶは、もし自分が鬼に取り込まれた場合、カナヲが単独で童磨と対峙する可能性があると理解していました。しかし、しのぶが鬼を弱らせることができれば、カナヲに勝機が生まれると信じていました。

 

最終局面と後輩への信頼

結果的に、しのぶは自己犠牲の戦略を遂行し、伊之助の参戦もあり、カナヲと共に童磨の討伐に成功しました。しのぶは自らの命を犠牲にしつつ、後輩たちに重要な役割を託し、彼らが成長する機会を与えました。

 

霞柱・時透無一郎と上弦の壱・黒死牟との対決

無一郎は無限城の深部で最初に上弦の壱・黒死牟に遭遇します。この対決で彼は重傷を負い、左腕を失います。

 

剣士としての決意

片腕を失った無一郎は、他の剣士たちが到着するまでの間、自分ができることを考え、後輩たちのサポートを選択します。特に、両手が利用可能な剣士に比べ、彼自身が戦闘の前線に立つことが困難となりました。

 

戦場での役割と後輩への支援

放すな‼️放すな‼️バラバラにされても…

 

玄弥撃っていいから構わなくていいから

俺が上弦の壱の動きを止められたら

俺もろとも撃っていいからね

絶対に躊躇するなよ

 

無一郎は、柱である悲鳴嶼と不死川が黒死牟に集中している間、玄弥を支援しました。玄弥は、まだ柱ではなかったため、無一郎の指示と支援が不可欠でした。彼は玄弥に位置を調整させ、適切な距離からの攻撃を可能にしました。

 

後輩のための「盾」として

無一郎は自らを盾と見立て、玄弥に攻撃の機会を提供することで、彼の成長を促しました。この決断は、黒死牟に対する唯一の効果的な攻撃、玄弥の銃撃を成功させることに貢献しました。

この戦いを通じて、無一郎は文字通り自らの身を犠牲にして後輩たちを守る柱の責任と義務を果たしました。

 

蛇柱・伊黒小芭内との鬼舞辻無惨との戦い

伊黒小芭内は、鬼舞辻無惨との戦いで初めてかつ最後の大活躍を見せました。この戦いにおいて、彼は特に目立つ役割を果たし、多くの瞬間で他の柱と異なる活躍を見せています。

 

炭治郎を救うための犠牲

炭治郎が直面していた致命的な攻撃を防ぐため、伊黒は自らを盾にしました。この行動がなければ炭治郎は重大な傷を負っていた可能性が高いです。

伊黒の決断の結果、彼自身は目の見えない状態となりましたが、彼の視力はもともと低く、彼の忠実な蛇の鏑丸がいたため、戦闘能力には大きな影響がありませんでした。

 

終盤における役割

物語の終盤で、伊黒は炭治郎を再び保護します。鬼舞辻無惨の体が薬の影響で弱体化し始めていたにもかかわらず、無惨は依然として強大な力を保持していました。

不死川実弥の攻撃が無惨を真っ二つにした際、再生する無惨の体が炭治郎を脅かすことになりますが、伊黒は間に入り、炭治郎を保護するために自らを犠牲にしました。

最終的に、伊黒は致命傷を負いつつも戦いを続け、柱としての精神力の強さを見せつけました。

 

岩柱・悲鳴嶼行冥と水柱・冨岡義勇の壮絶な鬼舞辻無惨戦

俺たちを庇って

数珠のオッサンの足と半々羽織の腕が千切れた

あっちこっちに転がってる死体は一緒に飯を食った仲間だ

 

伊之助の証言によれば、この戦いの直前で、悲鳴嶼行冥と冨岡義勇はそれぞれ重傷を負っていました。悲鳴嶼は左足を、義勇は右腕を失い、自らの体を犠牲にして後輩を守ったのです。

 

冨岡義勇による炭治郎の支援

冨岡義勇は、伊黒による保護後も炭治郎が無惨の攻撃で大きなダメージを受け、左手を失っていました。しかし、冨岡の助けにより炭治郎は戦いを続け、共に無惨に対抗しました。

 

悲鳴嶼行冥の最終的な戦い

無惨が自己保存のために巨大化し逃走を試みた際、悲鳴嶼は自らの命をかけて無惨の動きを封じました。彼は他の剣士たちと共に無惨に立ち向かい、炭治郎の最後の一撃を支えました。

 

戦後の柱たちの想い

よせ薬を使うな

私は手遅れだ

貴重な薬を溝に捨てることになる

他の若者たちの所へ行ってくれ

 

悲鳴嶼行冥は戦いの後、自身の生存を断念し、他の剣士たちには治療を中止するよう伝えました。これは、柱としての彼の最後までの決断であり、後輩への深い思いやりからでした。

一方で、冨岡義勇も自身の傷が深いにもかかわらず、炭治郎の安否を気にかけていました。炭治郎を鬼殺隊へ導いた責任を感じ、彼の無事を最優先に考えていたのです。

 

 

まとめ考察

特に、悲鳴嶼行冥と冨岡義勇という二人の柱がどのようにして後輩を守り、最終的には自らを犠牲にしてまで彼らを保護しようとしたかに重点を置いています。

この話は、柱としての彼らの役割だけでなく、彼らが持つ深い責任感と、他人を思いやる心を強調しているようです。また、彼らの行動は後輩たちに大きな影響を与え、彼らが成長するための環境を整えることにも貢献しています。

これは、個々のキャラクターがどのように互いに影響を及ぼし合っているかを示す良い例であり、読者に対して強い印象を残すための手法としても機能しています。