アニメ化もされた人気漫画『ランウェイで笑って』ですが、物語がまだ続くように見えたにもかかわらず、単行本22巻で完結することが発表され、多くのファンが驚きました。
なぜ『ランウェイで笑って』はここで完結するのか?連載終了や完結に関する疑惑の経緯と、その理由をまとめました。
『ランウェイで笑って』連載終了・打ち切りの経緯
最新話『ランウェイで笑って』のストーリ-展開
原作漫画『ランウェイで笑って』は、パリコレを目指す勝ち気な低身長モデルと、デザイナーを目指す内気な貧乏高校生の物語です。当初は二人の心の葛藤や取り巻く環境・人間関係を丁寧かつテンポよく描写していましたが、最新話を中心に急展開・駆け足状態になっていました。
既にアニメ化もされている作品なので、二期に向けたストーリーの調整・追い込み等も関連しているのではないかという見方もありました。
『ランウェイで笑って』最新巻21巻での告知
『ランウェイで笑って』は2021年6月現在、最新刊は21巻ですが、突然『22巻』が『最終巻』という告知がなされました。
最終巻が訪れることでファンは動揺し、Twitterを中心に大騒ぎとなりました。
ランウェイで笑っては打ち切りで最終巻・最終回説が浮上
21巻での予告の衝撃により、一部のファンは激怒しました。これにより「打ち切り!?ひどい!!」という打ち切り説が浮上し、講談社や少年マガジン側に対して怒りが爆発しました。
『ランウェイで笑って』作者打ち切り否定・予定通りに連載終了?
Twitter上での「ランウェイで笑って打ち切り疑惑」のプチ炎上を受け、作者の猪ノ谷言葉氏がユーモアあふれる報告をしました。
冗談で「え!?打ち切り!?」と演じた後、「打ち切りじゃないです」と公言しました。
ファンとしては作者の言葉を信じるしかないです。
ランウェイで笑って完結・連載終了&22巻(最終巻)発売
2021年7月14日発売の週刊少年マガジン33号で最終回を迎えました。
2021年8月に発売しました。
『ランウェイで笑って』完結はなぜ?理由は?
本当は打ち切り説
作者は「打ち切りではない」と明言していますが、一部のファンは「編集側から言わされているのでは?」と疑念を抱いています。最大の理由は、「多くの伏線が未回収である」ことです。特に海外進出やパリコレに関する部分は『ランウェイで笑って』の核心であり、主軸なのに、「たった1巻で終わるのか?」という疑問が残ります。
アニメ化失敗・売上低迷説
『ランウェイで笑って』は「名作」と称されることが多いですが、単行本や電子書籍の売上には直結していないようです。また、アニメ化されたものの、同シーズンの他のアニメ作品が非常に強力で、注目を集めることができませんでした。アニメの評価も賛否両論で、「漫画の美麗さがアニメにはなかった」という声もあり、大成功とは言えない状態でした。
ネタ切れ説・描ききった説
作者自身が物語にピリオドを打ったのではないかという声もあります。納得しているファンはネット上で意見を述べることが少ないため、作者の「打ち切りではない」という発言が本当であれば、ネタ切れや表現したい内容を全て描ききったのではないかと考えられます。
ファッション業界を取り扱う「限界」
こちらは個人的な見解になりますが、ファッション、特にデザイナーやモードを取り扱う漫画であるため、漫画内での時間の流れと現実の時間の流れがずれてしまうと、ストーリーや世界観が厳しくなっていく可能性があります。そのため、4年で連載終了というのは妥当なのではないかと感じました。ファッションに関する監修も入っているため、この点も影響していると思われます。
まとめ
『ランウェイで笑って』が22巻で完結することについて、複雑な心境があるのではないかと思います。
連載を続ける中で、物語の進行やキャラクターの成長を描く一方で、完結に向けて多くの要素を収束させる必要がありました。
この中で、ファンからの期待や編集部との意見の相違など、様々なプレッシャーがあったと推察されます。
打ち切り疑惑とファンの反応
打ち切り疑惑が浮上したことについては、作者としては非常に心苦しい思いをしているでしょう。「打ち切りではない」と公言したのは、自分の意志で物語を完結させる決意を伝えたかったからだと思います。
しかし、ファンの一部が編集部の意向を疑うのも理解できる部分があります。未回収の伏線や急展開により、ファンの期待に応えきれなかった部分もあるかもしれません。
アニメ化と売上の現実
アニメ化や売上の低迷に関しても、作者としては辛い現実だったでしょう。高評価を受けながらも、売上に直結しない状況や、他の強力なアニメ作品との競争に苦しんだと思います。
アニメの評価についても、「漫画の美しさを再現できなかった」という声は、作者にとって悔しい思いだったのではないでしょうか。
物語の限界と完結の選択
ファッション業界を描くというテーマには独自の難しさがあり、リアリティを保ちながらもエンターテインメントとしての要素を両立させることは非常に難しい挑戦だったと思います。
連載が続く中で、作者自身が描きたいものを全て表現しきったと感じたのかもしれません。限界を感じた中で、最良の形で物語を締めくくることを決断したのでしょう。
未来への期待
最終巻が発売され、物語が完結することで、『ランウェイで笑って』は一つの大きな区切りを迎えます。作者としては、ファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと同時に、新たな作品や挑戦に向けて前向きな気持ちを持っていると思います。これからの活躍にも期待が寄せられます。