大人気アニメ『美少女戦士セーラームーン』は、2000年代に入ってからもリメイク版が再放送されるなど、その勢いは衰えることを知りません。
主人公・セーラームーンをはじめとするセーラー戦士たちはもちろん、各シーズンに登場する個性豊かな敵キャラもまた、作品の魅力を高める要素のひとつとなっています。
テレビアニメ全5シリーズを通じて、多くの魅力的なキャラクターが登場しましたが、皆さんにとっての推しキャラは誰でしょうか。
登場人物の多い本作だからこそ、好みも人それぞれ異なるはずです。
そこで本記事では、筆者の主観による推しキャラ人気ランキングを、独自の視点でご紹介してまいります。
セーラームーン人気ランキング一覧
セーラームーン人気ランキングTOP3!好きな敵キャラについても
第1位 天王はるか(セーラーウラヌス)
「天王はるか」は、天王星を守護星に持つ「天空と飛翔」の戦士、セーラーウラヌスです。
外部太陽系戦士の一人で、風を操る「スペース・ソード」を武器に戦います。
男装の麗人として知られ、海王みちるとは恋人関係にあります。
高校生にしてレーサーとしても活躍し、スポーツ全般にも精通しているという万能型キャラクターです。
女性でありながら「イケメン」な魅力を持ち、みちるとの落ち着いたやり取りには大人の余裕を感じさせる一面も。
そのスマートな魅力と強さが、多くの票を集めた理由でしょう。
第2位 月野うさぎ(セーラームーン)
「月野うさぎ」は愛と正義を司る月の戦士、セーラームーンに変身する本作の主人公です。
月の王国シルバー・ミレニアムの王女・プリンセス・セレニティの転生した姿で、「幻の銀水晶」の守護者です。
お団子頭に金色の長髪が特徴的で、「月に代わってお仕置きよ!」の決め台詞は非常に有名です。
少し泣き虫でドジな面もありますが、仲間への思いやりと勇気を持ち合わせています。
未来ではクリスタル・トーキョーの女王、ネオ・クイーン・セレニティとなる運命を持つ彼女の存在は、多くのファンに愛され続けています。
第3位 星野光(セーラースターファイター)
「星野光」はキンモク星のセーラー戦士・セーラースターファイターに変身する人物です。
セーラースターライツのリーダー的存在で、火球皇女を探すために地球でアイドル活動をしていました。
アニメ版では原作以上の男性らしい姿で登場し、男装の麗人として描かれています。
情熱的な性格で、うさぎに対して「身分違いの片想い」を抱く描写が印象的です。
この切ない想いを応援する“星うさ”ファンが多く、上位にランクインしました。
第4位 水野亜美(セーラーマーキュリー)
「水野亜美」は水星を守護星に持つ「水と知性」の戦士、セーラーマーキュリーです。
IQ300の頭脳を持ち、チームの参謀的存在として戦闘を支えています。
手帳型のポケットコンピューターやマーキュリーゴーグルを使いこなし、分析や索敵を得意としています。
放送当時の人気は非常に高く、セーラームーン派とマーキュリー派で分かれるほどでした。
穏やかで優しい性格の亜美ちゃんは、多くの少女たちの憧れの存在でした。
第5位 土萠ほたる(セーラーサターン)
「土萠ほたる」は破滅と沈黙・誕生を司る戦士、セーラーサターンです。
ちびうさの親友であり、物静かでどこか儚げな雰囲気を漂わせています。
未覚醒の時には身体が弱く、ミストレス9という異次元生命体に寄生されていました。
その状況にありながらも、父親とちびうさを守るために覚醒し、大鎌「サイレンス・グレイブ」で命を懸けて戦い、自らの命を落とします。
その後は赤ん坊として再生されるという、悲しくも希望を感じさせるストーリーが印象的でした。
第6位 海王みちる(セーラーネプチューン)
「海王みちる」は海王星を守護星に持つ「深海と抱擁」の戦士、セーラーネプチューンです。
外部太陽系戦士の1人であり、真実を映す「ディープ・アクア・ミラー」を用いて戦います。
バイオリニストとしての一面もあり、お嬢様のような雰囲気と優雅な立ち振る舞いが印象的です。
恋人の天王はるかと共に行動することが多く、冷静ながらも芯の強い女性として描かれています。
その気品と知性あふれる姿に、憧れを抱いた人も多いことでしょう。
第7位 愛野美奈子(セーラーヴィーナス)
「愛野美奈子」は金星を守護星に持つ「愛と美」の戦士、セーラーヴィーナスです。
内部太陽系戦士のリーダーを務め、セーラームーンが覚醒する前から「セーラーV」として活動していた経歴があります。
相棒は白猫のアルテミス。
明るく元気な性格で、ややお調子者な一面があり、うさぎと一緒にテストで追試になる場面も見られます。
勉強は苦手なようですが、運動神経は抜群で、見た目の可愛さと相まって幅広い層から人気を集めています。
第8位 火野レイ(セーラーマーズ)
「火野レイ」は火星を守護星に持つ「炎と戦い」の戦士、セーラーマーズです。
火川神社の孫娘であり、霊感が強く神社の手伝いもこなす才色兼備の人物です。
赤いピアスとハイヒールが印象的で、二羽のカラス・フォボスとディモスを飼っています。
登場初期は冷静で凛とした印象でしたが、次第にうさぎと掛け合いを見せるコミカルな一面も描かれるようになりました。
原作者によると、モデルは観月ありささんとのこと。
アニメではタキシード仮面に想いを寄せる描写もありましたが、その正体を知ってからは身を引き、雄一郎との関係が描かれました。
第9位 木野まこと(セーラージュピター)
「木野まこと」は雷と保護・勇気を象徴する戦士、セーラージュピターです。
愛称は「まこちゃん」で、内部太陽系戦士の中では屈指の怪力と格闘能力を誇ります。
ティアラに内蔵された避雷針を通して雷の攻撃を放つ技は、特に破壊力が高いと評価されています。
一見すると男勝りで姉御肌ですが、料理や裁縫など家事も得意で乙女な一面も持ち合わせています。
そのギャップもまた、まこちゃんが高く支持される理由の一つです。
第10位 フィッシュ・アイ
『美少女戦士セーラームーンSuperS』に登場する敵キャラ「フィッシュ・アイ」です。
タイガーズ・アイ、ホークス・アイとともにアマゾン・トリオとして登場しました。
もともとは魚の存在であり、アマゾネス・カルテットによって人間の姿に変えられました。
水色の長髪を持つ中性的な容姿で、「女には興味がない」と公言しています。
作中では千葉衛に恋をし、うさぎとライバル関係になる場面もありました。
最期はうさぎを助けて力尽きるという展開に、多くの視聴者が涙を誘われました。
声を担当したのは人気声優・石田彰さんで、そのことに驚くファンも少なくありません。
セーラームーン人気ランキングTOP10圏外
第11位 ルナ
うさぎの良きパートナーである「ルナ」は黒猫の姿をしており、額の三日月マークが彼女の特徴です。
このマークを覆われると喋ることができなくなるという弱点もあります。
ルナはかつて、月の王国シルバー・ミレニアムに仕えていた存在で、滅亡時にコールドスリープについていました。
うさぎをセーラームーンへと覚醒させた後は、少々呆れつつも献身的に彼女を支える姿が描かれています。
愛らしくもしっかり者なルナは、作中に欠かせない存在です。
第12位 ブラック・レディ
第12位は、「ブラック・レディ」です。
『セーラームーンR』で、ワイズマンに心の闇を操られたちびうさが変化した姿です。
大人の姿へと変化したことで、ピンクの長髪と妖艶なドレス姿、ハイヒールが印象的なキャラクターです。
額には逆さまの黒い三日月の印が現れ、普段のちびうさとのギャップが多くの人を驚かせました。
セクシーなデザインやツンとした態度から、敵キャラの中でも特に人気の高い存在となっています。
第13位 冥王せつな(セーラープルート)
第13位は、セーラープルートこと「冥王せつな」です。
外部太陽系戦士の一人であり、冥王星を守護星に持つ「時空と変革」の戦士です。
時の神・クロノスの娘として、異空間「時空の狭間」にある「時空の扉」を永遠に守る番人の役割を担っています。
ちびうさからは「プー」という愛称で呼ばれ、彼女が持つ「時空の鍵」も元はプルートのものでした。
神秘的な雰囲気と褐色の肌、クールな美しさから、大人の女性として多くのファンに支持されています。
第14位 ちびうさ(セーラーチビムーン)
「ちびうさ」は30世紀の未来からやってきた王女で、ネオ・クイーン・セレニティとキング・エンディミオンの娘にあたります。
本名は「うさぎ・スモールレディ・セレニティ」で、セーラーチビムーンへと変身します。
母であるセレニティに憧れ、立派なレディを目指しながら戦士見習いとして奮闘します。
その一方で、少々ドジな一面もあり、月野うさぎに似ているところが多く見受けられます。
ピンク色の髪を特徴とする愛らしい姿が、多くの視聴者を惹きつけました。
第15位 プリンス・デマンド
『美少女戦士セーラームーンR』に登場する「プリンス・デマンド」。
ブラック・ムーン一族の王子で、白い衣装をまとった気品ある美青年として描かれています。
未来の地球・クリスタル・トーキョーを襲撃した際、ネオ・クイーン・セレニティに一目惚れし、彼女の過去の姿であるセーラームーンを誘拐するという行動に出ました。
最期は、ワイズマンの攻撃からセーラームーンを庇い命を落とすという、悲しい結末を迎えます。
冷酷な指揮官でありながら、弟を思う優しさを持つ姿が印象的で、多くのファンの心を打ちました。