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HUNTER×HUNTER操作系が弱い説を考察!

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『ハンターハンター』は、主人公ゴンがプロハンターである父ジンに憧れ、自らもハンターを目指して仲間と共に成長していく過程を描いています。

作品の大きな魅力のひとつが「念能力」です。

『ハンターハンター』は、主人公ゴンが父ジンに憧れ、仲間と共に成長する物語です。作中の重要要素「念能力」は生命エネルギー「オーラ」を操る技術で、6系統(強化・変化・具現化・操作・放出・特質)に分類されます。

系統は資質や性格で決まり、水見式で判別します。

その中でも操作系は打撃力に乏しく戦闘に不向きとされがちですが、記事では本当に弱いのか、特徴や作中の強力な操作系キャラを紹介し考察しています。

 

 

念動力の種類のひとつ操作系

念能力とは、体から発せられる生命エネルギー「オーラ」を自在に操る技術を指します。

オーラは誰もが持っていますが、肉眼で確認することや自由に扱うことは一般人にはできず、特別な修練が必要です。

ゴンやキルアも、ウイングやビスケの指導を受けながら能力を磨いていきました。

念能力は大きく6つの系統に分類されます。

  • 物や肉体の力を高める「強化系」(ゴン)
  • オーラの性質を変化させる「変化系」(キルア)
  • オーラを物質化する「具現化系」(クラピカ)
  • 物や人を操る「操作系」
  • オーラを飛ばして扱う「放出系」(レオリオ)
  • 他に類を見ない特殊なオーラを持つ「特質系」(クラピカ/緋の目時)

これらの系統は、生まれ持った資質や性格によって決まり、基本的には自分の系統を極めることが望ましいとされています。

判別には「水見式」が用いられ、水の変化によって所属系統を判断します。

各系統の能力者は、自分なりに技を応用し、発動条件や戦闘適性も多様です。

この6つの中で、しばしば最も弱いと評されるのが「操作系」です。

操作系は直接的な打撃力が乏しいため、「戦闘に不向き」「補助役向き」といった印象を持たれることがあります。

では、実際のところ操作系は本当に弱いのでしょうか。

この記事では「ハンターハンターの操作系は弱いのか、それとも強すぎる存在なのか」をテーマに、能力の特徴や作中の強力なキャラクターについて解説していきます。

 

 

念能力における系統の強弱について

念能力の系統は、一概に強い・弱いと決められるものではありません。

作中では「強化系はバランスが良い」や「具現化系は型に当てはまらなければ力を発揮しにくい」といった評価があります。

しかし、バランスが良いということは、強化系も十分に修練を積まなければ真価を発揮できないということです。

また、型にはまらなければ強くないという具現化系も、逆に型にはめることで非常に高い能力を引き出せます。

例えば具現化系のクラピカは、念を覚えて間もない時期でも、強化系の熟練者ウボォーギンが引きちぎることすらできない鎖を生み出していました。

さらに、同じ系統でも戦闘向きの能力とそうでない能力が存在します。

特質系には、戦闘力をほとんど持たない能力もあるため、系統だけで優劣を断定するのは難しいといえます。

 

単一系統で見た場合の戦闘適性

他系統との組み合わせを考えず、単一の系統のみで比較すると、もっとも戦闘向きでないのは変化系と考えられます。

強化系は純粋な打撃戦に強く、放出系は飛び道具を使えるという利点があります。

操作系は人体を操れる場合、条件を満たせば一撃で無力化できます。

具現化系も制約と誓約を活用し、具現化した物に特殊効果を付与すれば非常に強力です。

一方で変化系は、戦闘に直結する利点が少ない傾向があります。

劇中に登場する変化系のヒソカの「バンジーガム」は相手を翻弄するには優れていますが、単体での威力は高くありません。

「ドッキリテクスチャー」に至っては、戦闘で活用するのが難しい能力です。

キルアの能力も近年は強化されていますが、初期は充電が必要で、相手を止める特殊効果はあっても直接的なダメージは小さく、他の能力との併用が不可欠でした。

実際には、ヒソカやキルアは変化系に隣接する強化系と組み合わせて能力を活かし、強力な武器にしています。

それでも、変化系は補助的な役割が多く、他系統の能力を使わず単体だけで見れば戦闘面で最も不利な系統といえるでしょう。

 

具現化系の不利な点

具現化系も不利だと考える意見があります。

具現化できるのは実在する物のみで、存在しないものは作り出せません。

この制限は、能力の自由度を狭める要因となり得ます。

 

操作系における制約

操作系を弱いと見る意見も存在します。

操作系は物を媒介に能力を発揮する場合が多く、何らかの理由で物を使用できなくなれば能力が活かせません。

そのため、状況によっては他の系統よりも劣る場面があると考えられます。

 

 

操作系は弱い?

念能力には「強化系」「変化系」「具現化系」「操作系」「放出系」「特質系」の6系統があります。

中でも強化系は直接的な攻撃力と防御力に優れ、戦闘向きの技が多く揃っています。

一方、操作系は物や生物を操る能力であり、単独で致命的なダメージを与えるのは容易ではありません。

発動条件が特殊な場合も多く、簡単に人を支配できるわけではありません。

しかし、発動に成功すれば相手の力がどれほど強くても行動を封じることが可能です。

そのため、操作系の真の実力は一概には測れません。

果たして、その評価は本当に「弱い」で正しいのでしょうか。

 

操作系は弱いと噂されている

まずは、操作系が「弱い」とされる理由について、ネット上で見られる意見をいくつか紹介します。

ある利用者は「操作系は弱くて好まない」と述べています。

別の意見では「念能力の中でも操作系は弱い印象がある」と指摘されています。

また、「操作系はパワー不足のため工夫が必要だが、それなら具現化系の方が強いのではないか」という声もあります。

このように、操作系にはマイナスイメージを持たれる傾向があるようです。

操作系は物や人を遠隔で操る性質を持つため、自身の身を守る目的で放出系の能力を併用する者も多いです。

さらに、能力や発動条件が相手に知られてしまうと回避されやすく、不利になる可能性があります。

そのため、状況や対象によっては「最弱の能力」と見なされる場合もあります。

物質の操作はメリットが少ない

操作系は物質を操ることが可能ですが、よほど強力な物質でない限り、攻撃力としては限定的です。

元幻影旅団の操作系能力者・シャルナークの例から、デメリットを挙げると次の通りです。

  • 物や人を媒介とする必要があり、常に武器を手放せない
  • 物体操作では、使い慣れた道具でないと威力や精度が上がりにくい
  • 愛用品を失うと戦力が大きく低下するリスクがある

このような制約は、弱点を晒すことにもつながり、使用者自身が狙われやすくなる危険を伴います。

 

生物の操作であれば汎用性が高く強力

一方で、操作系の中には生物、特に人間を操ることができる能力者も存在します。

この場合の大きな利点は、自分より格上の相手でも発動条件さえ満たせば操れる点にあります。

発動に成功すれば、相手の能力や力の大小に関係なく行動を支配できます。

さらに、自分は遠隔からの操作で攻撃や行動指示を行えるため、相手に存在を知られずに戦うことが可能です。

 

操作系での最強キャラは?

弱いとされがちな操作系ですが、作中には圧倒的な実力を持つ能力者も登場します。

ここからは、特に印象的なキャラクターを取り上げながら、操作系が必ずしも弱くないことを見ていきます。

 

ゾルディック家の4人

伝説的な暗殺一家として知られるゾルディック家の中で「キキョウ」「カルト」「ミルキ」「イルミ」の4人が操作系能力者です。

キキョウは当主シルバの妻で、スコープ越しに遠方の相手を観察できる能力を持ち、偵察や監視に適しています。

カルトは末っ子で、扇子から刃物のような物体を操り、鋭い切れ味でキメラアントを切り刻む場面もありました。

ミルキは次男で、詳細は不明ですが、フィギュアや人形を操る能力を持つと推測されています。

イルミは長男で、針を刺した人間を自由に操る能力を持ちます。

ハンター試験ではギタラクルに変装し、ヨークシン編では十老頭を暗殺、その後は幻影旅団にも加入するなど、高い実力を誇ります。

 

シャルナーク(元幻影旅団)

幻影旅団の元団員シャルナークの能力「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」は、アンテナを刺した人間を携帯電話で遠隔操作できるというものです。

隠密行動や潜入任務に優れており、必要に応じて自らにアンテナを刺し、身体能力を飛躍的に高めることも可能です。

この状態のシャルナークは、攻撃力・速度ともに大幅に向上します。

 

モラウ/シュート(ハンター)

キメラアント編で登場したプロハンターのモラウとシュート。

モラウの能力「紫煙機兵隊(ディープパープル)」は、パイプから吐き出した煙を自在に操り、壁や兵隊を作り出すことができます。

攻撃、防御、探索のいずれにも活用できる万能型の能力です。

シュートは、宙に浮かぶ3本の手首を操る能力を持ち、相手の体の一部をカゴに閉じ込めて動きを封じる「暗い宿(ホテルラフレシア)」を使います。

さらに、右手で物を立体化させる技も持ち、多彩な攻撃でユピーと互角の戦いを繰り広げました。

 

シャウアプフ(王直属護衛軍の1人)

最強クラスの操作系能力者であるシャウアプフは鱗粉を操作する能力を持ち、直接攻撃を得意とするタイプではありません。

しかし、鱗粉で相手の持つ30種類の情報を読み取る「麟粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)」や、自らを分裂させる「蠅の王(ベルゼブブ)」を駆使します。

スピリチュアルメッセージにより相手の思考を読み取るため、攻撃を当てることは極めて困難です。

ベルゼブブでは、分身体が得た情報を本体が共有でき、偵察や索敵能力が飛躍的に高まります。

これらの能力は情報収集・戦闘・支援のすべてで優れており、極めてバランスの取れた強力なスキルセットです。